みなさんこんにちは、ナガです!
今日は、世界で初めて豚の心臓移植を受けた男性が手術2ヶ月後に亡くなってしまった、というニュースで気になった点について記事にしてみました!
気になったこと:
・豚の心臓の大きさは?人間に合うの?
・豚の心臓移植にかかる費用(コスト)は?
もはや、映画のような世界で驚きです。そのうち臓器移植では、豚か人間か選べるようになるのでしょうか?命が助かるのは良いことかもしれませんが、何か複雑な気もしますね。
それでは詳しく見ていきましょう!
なぜ豚の心臓を移植したのか?(猿やゴリラは?)

出典元:ナカショク
今回のニュースで、心臓移植後に亡くなったデビッド・ベネットさんのケースでは症状が重くて人工心臓ポンプや通常の心臓移植では解決できずに、豚の心臓を移植することになったようです。
しかし、なぜブタの心臓なのか?
猿やゴリラのほうが、人間に似てない?
と疑問に思いますよね。
ブタの心臓を移植する理由:
・ブタの繁殖率が高いから
・ブタの心臓が人間に似ている
という理由から、
アメリカやイギリスの企業では
研究が進んでいるようです。
確かに、豚って一度に10匹くらいの赤ちゃんを生むイメージですよね。猿やゴリラは人間と一緒で一匹ずつのイメージ。しかも成長するスピードも人間とあまり変わらなそう。
豚の生産性の高さに目をつけた研究者の人たちが、豚を人間への臓器移植用に繁殖させるという研究がすでに進んでいるようです!
豚の心臓の大きさは?人間への移植に適している?

出典元:ヤフーキッズ図鑑
豚の生産性が高い事は理解できたのですが、
心臓の大きさは人間のサイズに合うのでしょうか?
・ゴリラの体長:130-190センチ、体重140-200キロ
・ブタの体長:1~2m、体重は200キロ
体の大きさから考えると、ゴリラが一番人間に近い気がします。しかし、すでに絶滅危惧種に登録されているゴリラを捕まえて臓器移植に使うのは無理な話ですよね。
ブタのサイズは人間より大きい気がしますが、そこは多少調節できるのでしょう。
2002年には、イギリスのバイオ企業と米韓の共同研究チームがそれぞれ、遺伝子操作によって人間の体内で拒絶を起こさない臓器移植用のブタを誕生させました。
参照元:ヤフーニュース
臓器提供のために人間に適したブタの生産が始まっているようです。多少のサイズの調整も遺伝子組み換えで行われているのではないでしょうか?
ブタは人間にとって身近な生き物で、約9000年も前から家畜として飼われていたそうです。品種改良も他の動物よりも行いやすいのかもしれませんね。
ブタはイノシシから家畜用に品種改良されたものであり、約250種の品種が存在する
参照元:kids.yahoo.co.jp/zukan
豚の心臓移植にかかる費用は?

出典元:マイナビ農業
今回のニュースで豚の心臓移植をした
デビッド・ベネットさんのケースにかかった費用は
公開されていないようです。
しかし、世界初ということもあり、
研究費用も兼ねて莫大なコストが動いているのは
間違いないでしょう。
今回の移植で使用したブタはバージニア州の企業「Revivicor」から提供され、ブタの心臓を実験として検証する研究費用をメリーランド大学が1億5700万ドル(約180億円)受け取ったとされる。
参照元:gewater.com
やはり凄い額ですよね!しかし、今後研究が進み、本格的な臓器移植用の豚生産が始まると費用も安くなっていくでしょうね。
ちなみに、日本での一般的な心臓移植にかかる費用などが、岡山MEDICAに詳しく書かれているページはこちら。
まとめ
アメリカで豚の心臓を移植した、デビッド・ベネットさんが手術2ヶ月後に亡くなりました。
なぜ豚の心臓が移植に選ばれたのかを調べてみると、豚は生産が比較的カンタンで人間のサイズにも適していることがわかりました。
今回の手術費用は公開されていませんが、この移植に携わった大学は研究費用に180億円もの援助を受けていることもわかりました。
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